大きなハスの葉が一面を埋め尽くすレンコン畑。鮮やかな緑が目にまぶしい=鳴門市大麻町

 ハスの葉は不思議だ。雨が降ると水滴が集まって表面をコロコロ転がり、決してぬれることはない。大きな葉っぱはそのまま傘に使えそうでもある。

 調べてみると、ハスの葉がぬれないのは、表面にある目に見えないほど細かな突起によるものだという。突起の隙間に空気が入り、水は広がらず丸まってしまう。葉に艶がないように見えるのも、突起のせいだとか。

 この撥水性の高さは「ロータス効果(ハス効果)」と呼ばれ、テフロン加工されたフライパンやヨーグルト製品のふたの裏など、身近な場所でも活用されている。

 ハスが群生する鳴門市大麻町のレンコン畑を訪ねた。食材となるレンコンは、ハスの地下茎。大麻町の一帯は国内有数の産地であり、今時分は大きく育った葉が辺り一面を覆っている。

 ハス畑の真ん中にはJR高徳線が通っている。鉄道好きには絶好の撮影ポイントでもある。ハスの葉と列車を組み合わせ、さまざまな撮影ができる。

 これから7月にかけて、葉だけでなく花も咲き出す。ピンク色の大きな花は見ているだけでも楽しい。さらにさまざまな生物が生息しており、いつも新しい出合いがある。足しげく通う場所の一つである。