写真を拡大 サヨナラ勝ちに歓喜の輪をつくる鳴門ナイン=鳴門市営球場

 軟式野球の第64回全国高校選手権徳島大会は22日、鳴門市営球場で決勝を行い、鳴門が1-0で富岡東に九回サヨナラ勝ちし2年連続6度目の優勝を果たした。鳴門は全国切符を懸けた四国大会(8月3、4日・愛媛県新居浜市営球場)に出場する。

 富岡東×鳴 門      
 鳴門市営球場(決勝)  
   
富岡東  
鳴 門 1× 1  
   

 [評]鳴門が緊迫した投手戦を制した。0-0で迎えた九回、江口の死球を足場に1死二、三塁と攻め、酒井の遊ゴロを相手がはじく間に三走江口が本塁を陥れた。投げてはエース安崎理が球威のある直球を主体に14奪三振の力投を見せた。富岡東は五回1死二、三塁で後続が倒れるなど、好機で一本が出なかった。

 1点勝負 勝ちきり自信

 九回裏、鳴門の三走江口が決勝のホームを踏むとベンチから選手たちが一斉に飛び出し、歓喜の輪をつくった。V2達成に奥主将は「(延長戦だった)昨年と同じような展開で緊張したが、勝てて本当にうれしい」と満面の笑みを浮かべた。

 サヨナラ機で打席に入った2番酒井はそれまで2投ゴロ、三振と凡退していたが、気持ちを切らさず「食らいついて野手の間を抜こう」と集中。迷いなく逆方向に打ち返した鋭い当たりが敵失を誘った。幸運な「決勝打」に「勝利に貢献できたのが一番」と喜んだ。

 連覇の立役者となったのがエース安崎理だ。「よく失点する」という立ち上がりを三者凡退で抑え、波に乗った。カウントを稼ぐ変化球がいまひとつだったため、直球主体の組み立てに切り替え完封。六回から7者連続三振の快投も見せた。

 42年ぶりの県大会優勝で臨んだ昨年の四国大会は「正直ふわふわした気持ちだった」と奥主将。だが、1点勝負を勝ちきった今年は自信も手応えもある。チームリーダーは「四国大会まで1カ月余り。しっかり振り込み、ワンチャンスを生かして勝つ」と表情を引き締めた。

 富岡東・米田祐志主将 打線が相手エースを捕まえきれず、残塁が多かったのが悔やまれる。でも2人の投手を含め、守備では最後まで集中して頑張れたのは良かった。