参院選は想定される7月21日投開票まで21日で1カ月となった。合区となる「徳島・高知」選挙区(改選数1)には、高知県選出の自民党現職、高野光二郎氏(44)と、野党統一候補で無所属新人の共産党高知県常任委員、松本顕治氏(35)が立候補を予定している。高野氏が両県内の地方議員を頼りながら支持拡大を図る一方、松本氏は野党各党や市民団体と連携した態勢を整えた。両陣営とも選挙に向けた準備を着々と進めている。 (2面に関連記事)

 農林水産政務官を務める高野氏は、平日は東京で国会対応などに当たっており、地元での活動は休日が中心となる。限られた日数の中で、徳島と高知を巡り、地方議員へのあいさつ回りや街頭演説を重ねている。

 15日は小松島市と勝浦、上勝両町を回り、地方議員らと意見交換。街頭演説では農林水産業の振興などを訴えた。22日には徳島市で開かれる同じ麻生派の中西祐介参院議員(徳島・高知)の政治資金パーティーに麻生太郎副総理兼財務相とともに出席する。23日には推薦を受けた公明党の講演会でもあいさつする。

 松本氏は5日、無所属での出馬に切り替えた。それ以降、野党各党の両県組織や市民団体との共闘態勢を徐々に築きつつある。15日に高知市で政策面の協定を各党などと結んで共闘を確認したほか、19日には徳島市で県内の総合選対本部を設けた。共産以外の野党や市民団体の関係者と一緒に街頭演説することも増えてきている。

 23日には高知市で野党各党の両県組織の代表と市民団体が参加する決起集会を開く。徳島県の総合選対本部の関係者は「松本氏の演説をできるだけ多くの有権者に届けられるよう支援していきたい」と話した。