てんかんやがんをテーマにした市民公開講座「徳島大学病院フォーラム2017春」(同病院主催、徳島新聞社共催)が11日、徳島市蔵本町の徳島大大塚講堂であり、約600人が患者への適切な対処法や最新の治療法を学んだ。
同病院の医師9人が講演。精神科神経科総務医長の中瀧理仁(まさひと)医師は、てんかん発作には全身がけいれんしたり意識を失ったりと、患者によってさまざまな症状が見られると説明し、薬物療法を紹介した。発作が起きた患者への対処法として▽頭をぶつけないように保護する▽横向きに寝かせる▽ネクタイやベルトを緩めて呼吸しやすくする-などを挙げた。
大腸がんや子宮がんなどの最新の治療法に関する講演もあった。