日向坂46の柿崎芽実さんが21日に卒業を発表した。改名前のけやき坂46(ひらがなけやき)時代は長濱ねるさんとともに初代Wセンターとしてグループ創成期をけん引した中心メンバーの1人で、2月に改名して再スタートしたばかりの日向坂46にとって初の卒業生となる。欅坂46に移籍した長濱さんも7月30日に卒業イベントを控えており、初代センターが2人とも活動を終える。公式サイトではメンバーが次々とブログを更新し、悲しみや衝撃、柿崎さんがどれだけ大切な存在だったかをつづっており、ファンの間で「涙なしでは読めない」と話題になっている。

 

 柿崎さんと同じ1期生で「相方」と呼ぶ関係の高瀬愛奈さんは、22日夜に「アイドル」と題する文章をアップした。オーディション合格後に地方出身者同士で数カ月間共同生活したことや、ドラマ「Re:Mind」の撮影を通じて「初めて出会ったときから仲良くなる運命だったのかな」と感じるほど距離を縮めた経緯を説明。楽屋やバス移動の際に柿崎さんから隣に座るよう促されたり、ブログでこっそり励ましを受けたりしたことを振り返り「本人にあんまり伝える機会はなかったけど、今思えば全部とてもうれしかった」と、柿崎さんの存在が支えになっていたことを明かした。

 そんな親友の突然の卒業発表については「めみと近くにいたからこそ、気持ちや心身の変化もすごく分かった」と、柿崎さんが活動に関する悩みを抱えている様子に気付いていたことを示唆した上で「アイドルは気軽にできるお仕事ではない分、簡単に辞めないでとは引き止められませんでした」と、翻意を促せなかったことを明かした。卒業発表後に「やっぱりシンプルに寂しい」と柿崎さんに連絡した際には「めずらしく素直じゃん」と言われたことも明かし「こんなふうに変わらず話し合える関係が、いつまでも続けばいいなって思いました」と末永い友情を誓った。

 その上で「きっとおばあちゃんになるまで、めみとは親友だと思います。最後にたくさん褒めてって言われたので、褒めておきます。本当によく頑張ったと思うし、お疲れさま。けやき坂のオーディションを受けてくれて、けやき坂を引っ張って行ってくれて、日向坂としても頑張ってくれて、本当にありがとう」と改めて柿崎さんへの感謝を述べ、「人生の中でこんなに仲良くなれる人と出会えるとは思っていませんでした。相方でいてくれてありがとう! これからもよろしくね!」とあふれる思いをつづった。

 同じく1期生でグループ最年長の井口眞緒さんは、23日朝に柿崎さんに関する話題としてはメンバー最長となる2331文字に及ぶ文章を公開。ダンスが個性的なことで知られる井口さんだけに、加入当初は誰よりも熱心にレッスンに臨む柿崎さんからにらまれたというエピソードを披露し「めみちゃんににらまれるのがすごく怖かった!」と述懐。Zeppツアーでのダンスを巡っても柿崎さんと衝突したことを臭わせつつ、そのサポートがあったからこそ安心してパフォーマンスできたことを振り返り「あの時のいろいろも今は大事な思い出になったと私は思ってます」と振り返った。

 卒業発表前には、柿崎さんと加入してから初めてというくらい長時間話す機会があったそうで「あの時にもっと私にできることがあったのかもしれません。めみちゃんは私に助けを求めてたのかもしれないけど、私は当たり前のことしか言うことができませんでした。偽善者みたいなことしか言うことができなくて、そんな自分を思い出すと悔しいです」と自責の念に駆られていることを明かし「めみちゃんは休んでるけど、みんなのことやアイドル活動が誰より大好きだから、絶対戻ってくるって思ってました」と、当時は卒業するとは思いもよらなかったことを示唆した。

 その上で「これからの可能性いっぱいのめみちゃんの未来がうらやましいし、応援してます。才色兼備で運動神経もいいので、どんな道を選んでも成功すると思います」と気持ちを切り替え「めみちゃんはすっごいかわいい見た目なのに、すっごく強くてかっこいい女性です。本当にいつも尊敬していたし、今も尊敬してます。自分をしっかりもっててストイックなめみちゃん、すっごくすっごくかっこいいって思います」と深い敬愛の念をつづった。最後は「ブログ見たら気が向いた時に連絡してね? あの日約束したあの計画立てよう!」と変わらぬ交流を呼び掛けた。

 このほか、同期の齊藤京子さんや佐々木美玲さん、加藤史帆さん、2期生でも小坂菜緒さん、渡邉美穂さん、富田鈴花さん、松田好花さん、丹生明里さん、金村美玖さん、3期生の上村ひなのさんが25日夕までに文章を公開。誰よりもアイドルらしく、ストイックに活動に打ち込み、グループやメンバーを愛していた柿崎さんに刺激を受けたり、支えてもらったりしたエピソードを振り返り、一緒に撮った写真をアップして卒業を惜しんだ。一方で、自ら大きな決断をした柿崎さんの今後の人生が日向坂46のキャッチフレーズである「ハッピーオーラ」に包まれた輝かしいものになることを願ってエールを送り、ファンにも理解を求めた。