野村さんが阿南の海で捕獲した熱帯魚を入れた水槽=阿南市富岡町のホテルサンオーシャン

 阿南市で海水魚専用水槽のリース業を営む野村昌弘さん(45)=同市福井町大西=が、近海で見られる熱帯魚を水槽に入れて貸し出す事業を始めた。28日からは、阿南駅構内に展示する。野村さんは「阿南の海で熱帯魚が見られることを多くの人に知ってもらい、観光客を呼び込みたい」と話している。

 野村さんは子どもの頃から熱帯魚の飼育が趣味で、ダイビングガイドの資格も持つ。3年ほど前に勤めていた会社を辞め、水槽のリースやメンテナンスを行う会社「アクアスタジオ」を設立。卸業者から仕入れる海外の魚ではなく、自ら海に潜って捕獲した熱帯魚などを見せる「ふるさとマリンパッケージ」を商品化した。

 阿南市富岡町のホテルサンオーシャンにも水槽を展示。アニメ映画で有名なクマノミや美しい青色のソラスズメダイ、怒ると全身のとげを逆立てるハリセンボンなど、貝やエビ類も含め30種ほどが見られる。「山間部から海に流れ出る栄養分が豊かな海を育んでいる」との案内文も添えている。

 野村さんは「多様な熱帯魚が阿南で見られるのは、地元でもあまり知られていない。空港など観光客が利用する施設に展開し、阿南の魅力を発信したい」と話している。