東京都内で開かれた民間企業幹部らとの会合でスピーチするフランスのマクロン大統領=27日午前

 来日中のフランスのマクロン大統領は27日、自動車大手ルノーと日産自動車の企業連合について、両社の資本関係や自国政府のルノーへの出資を「今見直す理由はない」と述べた。資本関係の見直しを検討する日産をけん制した形だ。東京都内で記者団の質問に答えた。

 フランス政府はルノーの筆頭株主。マクロン氏はルノー側が優位に立つ両社の資本関係について、ルノーが経営危機にあった日産を救うなどして連合が構築された「歴史の結果だ」と指摘した。

 前日産会長カルロス・ゴーン被告の事件で両社の関係が大きく揺らいだ現在の「危機」は資本構成などによるものではないとの見方を強調した。