事業者を募集している「櫻屋」=美波町奥河内

 美波町が、四国霊場23番札所・薬王寺の門前町「桜町商店街」の空き家を活用して商店を営む事業者を募っている。2015年に始めた門前町再生化事業の一環。門前町には飲食店が多くあるため、飲食サービス以外の出店を条件とする。

 今回貸し出し対象となる空き家は、遍路宿として使われたこともある「櫻屋」(木造2階建て延べ89平方メートル、耐震改修済み)。所有している個人から町が15年間借り受け、選考で選ばれた応募者に有償で貸し出す。契約期間終了後の運営は所有者と協議する必要がある。

 門前町再生化事業による空き家の活用事例では、18年にオープンした「阿波尾鶏中華そば藍庵」があり、事業者募集は今回が2回目となる。桜町商店街を構成する77軒の建物のうち現在は約10軒が空き家になっており、町では今後も空き家の活用を進めていく。

 町産業振興課は「空き家の所有者と事業希望者が直接つながれる環境が理想。町が仲介役をしている間に、事業をしたいと思う人が自然と集う雰囲気になってくれることを期待する」としている。

 募集期間は8月30日まで。問い合わせは産業振興課<電0884(77)3617>。