ラグビーのトップリーグカップ(TL杯)2019第2節・神戸製鋼対豊田自動織機が29日午後1時から、鳴門ポカリスエットスタジアムで行われる。第1節で近鉄に競り勝った神戸製鋼は2連勝を狙い、リコーに敗れた豊田自動織機は初勝利を目指す。9月に開幕するワールドカップ(W杯)日本大会に向けてラグビーへの関心を高めようと、県ラグビー協会は観戦を呼び掛けている。
TL杯は、所属選手が麻薬取締法違反の疑いで逮捕された影響で出場を辞退したトヨタ自動車を除くTL15チームと、下部のトップチャレンジリーグ8チームの計23チームが参加。4組に分かれてリーグ戦を行い、各組1位が決勝トーナメントに進む。
神戸製鋼は昨季のTL王者で、日本選手権も18大会ぶりに制した。W杯を控え、山下裕史、中島イシレリ、山中亮平ら日本代表や首の手術を受けた元ニュージーランド代表のダン・カーターを欠くが戦力は充実。SH日和佐篤、HO有田隆平らを軸にカップ戦の頂点を見据える。
豊田自動織機は昨季のTLで15位に終わり、トップチャレンジリーグに降格した。再昇格を目指し、トンガ出身で7人制日本代表経験のあるWTBシオシファ・リサラや新加入のFL由良祥一らがチームを引っ張る。今季から指揮を執るロブ・ペニーヘッドコーチの采配も注目される。
試合は徳島新聞創刊75周年記念事業。県内でTLの公式戦が行われるのは17年9月の近鉄対キヤノン戦以来、2年ぶり7度目となる。
試合に先立ち、午前11時15分からは女子7人制の交流戦2試合があり、鳴門渦潮高と四国大がそれぞれ県外のチームと対戦する。
全席自由席で、前売り券は一般1800円、小中高生500円(当日は各200円増)。県内各ラグビーチーム、チケットぴあ、ローソン、ファミリーマート、セブン|イレブン、ミニストップ、徳島新聞社事業部などで販売している。