質問  不定期に激しい痛み

 30代男性です。季節の変わり目に不定期に起きる群発頭痛に悩まされています。半年から2年の周期で発症し、1カ月くらいの間、毎日痛みが出ます。昼間と夜中に2時間ほど痛みが起こります。目玉の奥に指を突っ込んでえぐられているような激しさです。病院で処方された点鼻頭痛薬や筋肉注射などでやり過ごしているものの、いつ再発するか心配。未然に防ぐ方法はないですか。

 答え 飲酒や喫煙を控える
    和泉 唯信 徳島大学病院神経内科特任講師

 群発頭痛は20~30代の男性に多い頭痛で、反復性と慢性があります。15分から2時間持続する頭痛発作が2~6週間にわたって毎日生じる群発期と、1カ月以上の頭痛が起きない期間である寛解期を繰り返すのが反復性です。

 一方、1年を超えて頭痛発作を繰り返し、顕著な寛解期がなく、頭痛の起きない期間があっても1カ月未満ならば慢性です。

 群発頭痛は片頭痛や緊張型頭痛に比べて頻度は少ないものの、その痛みは最も強いです。片方の目の奥やその周辺を中心として突発する激痛発作で、頭痛側の目に、結膜充血や涙、まぶたが垂れ下がる眼瞼下垂、鼻詰まりなどを伴います。頭痛は個人差があって一定の時間に起きやすく、夕方から夜半にかけて起きることが多いです。

 治療は、皮下注射や点鼻薬の他に内服薬もあります。高濃度の酸素吸入も有効とされます。

 群発頭痛は過度の飲酒者や喫煙者に多いことが知られています。飲酒や喫煙を控えることは予防の一助になります。

 また狭心症治療薬のニトログリセリンは、頭痛発作を誘発し、悪化させることがあります。

 内服薬で予防する場合は反復性と慢性で用いる薬が異なります。

 薬物療法の効果がなければ、神経ブロック療法、三叉神経根切除、翼口蓋神経節切除を行うこともあります。

 残念ながら、群発頭痛や片頭痛は現在、完全に発作をなくす予防法はありません。それでも、発作の回数を減らし、群発期を遅らせることはできます。専門医に相談してください。