7月4日公示・21日投開票の参院選「徳島・高知」選挙区(改選数1)について、徳島新聞社と高知新聞社は6月、合同で有権者を対象にアンケートを実施した。「合区」を知っている人が両県で56%にとどまったほか、立候補予定者の名前を2人とも知らない徳島県民は85%に上り、高知県民の66%を19ポイント上回った。立候補予定者は2人とも高知を地盤とし、徳島での知名度不足が改めて浮き彫りとなった。

 調査は22~27日、新聞社の記者らが県民各100人を対象に実施。対面方式で▽(2016年の前回参院選から鳥取と島根、徳島と高知で導入された)合区を知っていますか▽7月の参院選「徳島・高知」選挙区の立候補予定者の名前を知っていますか|を質問した。

 合区を知っていたのは徳島が60%と、高知の51%を9ポイント上回った。合区による選挙は2度目だが、両県平均で半数近くに浸透していない現状が分かった。回答者からは「何かの区が合併するのか」(鳴門市・27歳男性)「ごーく? 何語? そんなの知らない」(徳島市・70歳女性)との声も聞かれた。

 合区に関する徳島県民の意見では「反対。県に一人は議員が必要と思う」(三好市・59歳男性)「高知の人が出たら、私たちのことが反映されない気がする」(藍住町・75歳女性)といった反対意見が多かった。

 両候補ともに高知からの出馬になったことについて、徳島県民からは「どんな人かも分からず、興味が持てない」(つるぎ町・63歳男性)「2人とも新聞で見たが特に印象はない。良いか、悪いか判断できるほど知らない」(那賀町・30歳男性)など関心の低さを示す回答が目立った。

 前回参院選は、地元から選挙区候補を出せなかった高知の投票率は45・52%と全国最低で、徳島も46・98%と全国ワースト2位だった。

 今回は選挙区に高知選出の自民党現職、高野光二郎氏(44)=公明推薦=と、野党統一候補で無所属新人の共産党高知県常任委員、松本顕治氏(35)の2人が立候補を予定している。