「釜屋」を見学する参加者=鳴門市鳴門町高島の福永家住宅

 鳴門市鳴門町高島の国指定重要文化財「福永家住宅」が30日、一般公開された。県内外から訪れた110人が、鳴門で盛んだった製塩業の歴史を学んだ。

 なると観光ボランティアガイド会員が案内。参加者は屋敷横の入浜塩田の跡地や、海水を濃縮させた「鹹水」の貯蔵庫「鹹水溜」、鹹水を煮詰めて塩を作る「釜屋」などを見て回った。

 釜屋では、会員が「1日1トンの塩を作るので作業は夜通しだった」と説明すると、参加者は感心していた。

 北島町北村の会社員松井佑汰郎さん(28)は「大規模な施設や貴重な道具に驚いた」と話した。

 福永家住宅は塩田、製塩施設、居宅が残る全国唯一の施設。1976年に国重文に指定された。