クールジャパン機構 代表取締役社長 CEOの北川直樹氏(左)とワンダープラネット 代表取締役社長 CEOの常川友樹氏

 クールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)は7月2日、スマホ向けアプリゲームを開発、運営し、海外事業に強みを持つ名古屋のベンチャー企業ワンダープラネットに対し、最大10億円の出資を決定した。

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 ワンダープラネットは、2015年に自社開発タイトル『クラッシュフィーバー』を配信開始し、日本および台湾、香港でヒット。全世界1000万ダウンロードを達成。国際色豊かなスタッフによる海外版の専任チームを設け、現地文化やファンのニーズに応じたローカライズを行うなど、現地目線でのゲーム開発・運営に強みを持つ。この実績をもとに、『週刊少年ジャンプ』(集英社)の創刊50周年を記念した『ジャンプチ ヒーローズ』を新規開発し、日本版に続いて中国語版も配信開始。また、スクウェア・エニックスとの協業で『VALKYRIE ANATOMIA-THE ORIGIN-』の中国語版および英語版を配信するなど、国内コンテンツホルダーやゲーム会社と協業した海外事業展開を加速させてきている。

 クールジャパン機構は、日本コンテンツの魅力を世界に伝えるプラットフォームとして、世界的に市場規模が拡大しているスマホ向けアプリゲームに着目。本出資により、ワンダープラネットによる自社および他社タイトルの海外版開発、ローカライズ、配信のほか、イベント、SNSを通じた現地マーケティング強化を支援していく。また、日本発人気キャラクターとのゲーム上でのコラボレーションなど、国内業界他社との連携を促進。これにより、日本発スマホ向けアプリゲームの海外展開の成功事例創出を目指すとともに、日本コンテンツの新たな海外需要開拓を支援していく。

 クールジャパン機構 代表取締役社長 CEOの北川直樹氏は、同社への出資について「海外事業展開での知見があり、すでにある程度の成功を収めている。これから地域の広がりをより高めていこうとしているところ。我々が入ることで、現地メディアとのコミュニケーションなどの強みを活かして協力していきたい。世界へ日本のゲームを広げていきます」と期待を寄せる。

 ワンダープラネット 代表取締役社長 CEOの常川友樹氏は、今回調達した資金を、同社の運営およびマーケティング体制の強化に充てるとするほか、コンテンツに関しては「ゲームタイトルは、すべて地域性が異なる。プロダクトによって配信エリアを強化していきたい」とコメント。現在の売り上げに占める海外事業の割合は、月によって30~50%。今後、グローバル市場をターゲットとして需要開拓に務めていくとする。

 なお、本出資と同時にクールジャパン機構から佐野一士氏がワンダープラネットの社外取締役に就任。経営に参画することでより密接にタッグを組み、クールジャパン機構の海外ネットワークを活用しながらシナジー効果を高めていく。


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