徳島県議会2月定例会が15日、開会した。移住交流人口の増加策など地方創生事業に重点を置いた2017年度一般会計当初予算案(4860億1200万円)、16年度一般会計補正予算案(27億6354万円)など51議案を上程し、飯泉嘉門知事が所信表明した。知事は、関西広域連合主催で中高年層のスポーツ愛好家が集う初めての「関西シニアマスターズ大会(仮称)」が10月に県内で開かれることを明らかにした。21日に本会議を再開し、代表・一般質問に入る。会期は3月13日まで。
関西シニアマスターズ大会は、県が鳴門市などで実施する県健康福祉祭東部大会に合わせて10月21、22日に開催。同市の鳴門大塚スポーツパークで卓球、サッカーなど5種目、徳島市のJAバンクテニスプラザでテニス、同市の大神子病院しあわせの里テニスセンターでソフトテニスの計7種目を行う。
対象年齢は60歳以上(ソフトテニスは50歳以上)。関西広域連合を構成する2府5県と4政令市から招待し、参加人数は県内の各競技団体と調整している。生涯スポーツの機運醸成や高齢者の健康と生きがいづくり、広域交流の促進が狙い。
21年に近畿2府4県と徳島、鳥取、岡山で生涯スポーツの国際大会「関西ワールドマスターズゲームズ(WMG)」が開かれるのを受け、新たなスポーツ交流大会の開催を徳島県が関西広域連合に提案していた。
県提出議案のうち、16年度一般会計補正予算案を先議し、全会一致で可決した。