徳島空港利用促進協議会の会員から記念品を受け取る乗客=徳島阿波おどり空港

徳島空港利用促進協議会の会員から記念品を受け取る乗客=徳島阿波おどり空港

 徳島阿波おどり空港(松茂町)が15日、開港から50年を迎えた。節目を祝う記念イベントが空港で開かれ、県などでつくる徳島空港利用促進協議会の会員が到着便の乗客に記念品を贈った。

 協議会の8人と県のマスコットキャラクター・すだちくんが搭乗橋で出迎えた。午前10時4分、羽田空港発の全日空便の乗客131人が降り立つと、「50年の記念品です」と声を掛けながら藍染のハンカチを手渡した。

 東京都台東区から家族で訪れた岩佐和正さん(70)、佐藤和美さん(41)、佐藤陽紀君(12)は「機内アナウンスで開港50年になったことを知った。記念の日に搭乗でき、いい思い出になった」と話した。

 徳島空港は1967年2月15日、1500メートルの滑走路で開港。乗降客数の増加に対応するための機材の大型化に伴い、87年に2000メートル、2010年に2500メートルへと延長された。

 開港当初に運航したのは国産旅客機YS11だったが、乗降客数の増加に伴い1983年に東京線にジェット機が就航した。機材の大型化に加え、94年には日本エアシステムが運航していた東京線に全日空が参入。2003年に撤退したが10年に再参入した。一時期はスカイマークエアラインズも就航した。