火星と木星の間を回っている小惑星の一つが、城南高校(徳島市)の科学部の提案を受け「Mayuboshi(眉星)」と命名された。17日、国際天文学連合(IAU、本部パリ)が発表した。
同校科学部は、IAUが2015年に太陽系外の星の名前を公募した際、「いるか座18番星」の恒星を「Musica(ムジカ)」、惑星を「Arion(アリオン)」と名付ける提案をし採用された。採用の副賞として今回の命名権が与えられた。
地元にちなんだ名前を検討した結果、学校近くにあり、校歌の冒頭にも登場する眉山から1字を取ることを決め、昨年4月に提案した。「城南」や「眉山」は既に他の星に使われていた。
眉星は非常に暗いため、市販の望遠鏡では観測できない。阿南市科学センターなどにある大型望遠鏡なら見える可能性があるという。2年市川裕一朗さん(16)は「自分たちが考えた名前がつくのは光栄。いつか見られたら」と喜んでいる。