落石が起きた現場=三好市池田町松尾

 7日午後4時10分ごろ、三好市池田町松尾の県道沿いの斜面で複数の落石があり、止まっていた観光バス(乗員乗客25人)に衝突。そのうち一つが窓ガラスを割って車内に入り、8~42歳の乗客の男女5人が頭や背中などに打撲や擦り傷などを負った。

 三好署によると、現場は幅員約5・5メートルで、センターラインはない。当時、バスは三好市西祖谷山村から池田町中心部に向けて北進中で、前方の道路に縦横約1・1メートル、奥行き約1・7メートルの岩があったため停車していた。

 落石は東側斜面で起き、少なくとも四つが車体に当たった。このうち縦約45センチ、横約32センチ、奥行き20センチの岩が運転席すぐ後ろの窓から転がり込み、近くの座席と通路にいた5人に当たるなどした。救急搬送はなかった。

 バスはこの日早朝に大阪駅(大阪市)を出発し、三好市の大歩危峡と祖谷のかずら橋の観光を終えて大阪に戻る途中だった。乗客は午後9時ごろ、池田町内で代替バスに乗り換えた。

 県は落石を受け、現場周辺を約300メートルにわたり全面通行止めにした。解除時期は未定。

 県道沿いには小便小僧像や祖谷川が湾曲した「ひの字渓谷」がある観光客に人気のエリアだが、渓谷は険しく、土砂災害警戒区域が点在している。