阿波踊りや人形浄瑠璃が紹介された教育出版の小4社会科の教科書

阿波踊りが掲載されているページ

 2020年度から小学4年生の社会科で使われる教育出版(東京)の教科書で、阿波踊りや人形浄瑠璃が大きく取り上げられている。新学習指導要領に対応した授業が始まる節目の教科書でもあり、関係者は「徳島の伝統文化を全国の児童に学んでもらえる」と喜んでいる。

 教育出版によると、「知名度や歴史のある伝統芸能」との観点から阿波踊りと人形浄瑠璃を選んだ。教科書の第4章「地域で受けつがれてきたもの」(116~131ページ)の全ページに掲載した。

 阿波踊りが400年続いた理由や、全国に広がった背景を踊り手や阿波おどり会館(徳島市)の職員が解説。人形浄瑠璃は、阿波十郎兵衛屋敷(同)の佐藤憲治館長が「約300年から400年前、主に県の南側の地域に暮らす農民が農作業の合間の楽しみに始めた」などと説明している。人形浄瑠璃を上演する農村舞台の記述もある。

 教科書に踊り手として登場している阿波おどり会館専属連の朝田初雄副連長(69)は「全国の児童に興味を持ってもらえればうれしい」。会館の川村義貴副館長は「徳島のいいPRになる」と歓迎している。

 教育出版編集局社会科の丑山修編集長は「阿波踊りの良さは誰もが参加できるところ。時代に合わせて発展し続けており素晴らしい」としている。

 小学社会科は教育出版の他に2社の教科書がある。県内国公私立校は本年度、全校で教育出版の教科書を採用している。