和紙アートを手掛ける京都造形芸術大の鈴鹿芳康名誉教授=愛媛県今治市=の作品展が、徳島県吉野川市山川町の阿波和紙伝統産業会館で開かれている。15日まで。
イースター島やバリ島の風景、法隆寺などをピンホールカメラで撮影し、インクジェット式プリンター対応の和紙に印刷した約40点を展示。太陽光や雲などが独特の質感で捉えられ、幻想的な雰囲気を漂わせている。
シャツやジーンズの素材をすき込み、新たに再生した和紙なども飾っている。鈴鹿名誉教授は「日本の和紙には世界でも類のない繊細な美がある」と話している。
作品展は開館30周年の記念事業。
開館時間は午前9時~午後5時、原則月曜休館。入館料は一般300円、高校生・大学生200円、小中学生150円。問い合わせは和紙会館<電0883(42)6120>。