新たに見つかった竜脚類恐竜の歯の化石(徳島県立博物館提供)

新たに見つかったワニの背骨の化石(徳島県立博物館提供)

 徳島県立博物館は、白亜紀前期(約1億3千万年前)の恐竜化石を多く含む地層「ボーンベッド」が確認された勝浦町の山中から、新たに竜脚類恐竜の歯とワニの背骨の化石が見つかったと明らかにした。

 恐竜の歯の化石は長さ約3センチ。全長10メートルを超える大型恐竜のものとみられる。

 竜脚類恐竜の歯の発見は6本目になり、中四国以西でこれほど集中して見つかる場所は他にないという。

 ワニの背骨の化石は長さ約4センチ。ワニの骨化石の発見は中四国で初めて。

 いずれも2018年2~3月に県内の化石愛好家がボーンベッドと周辺で採取した岩石に含まれていた。化石を取り出すクリーニング作業を福井県立恐竜博物館が行い、種類が特定できた。徳島県立博物館で19日から始まる企画展「とくしまの恐竜時代」(9月8日まで)で公開する。

 勝浦町山中では、これまでに脊椎動物の化石が90点余り見つかっている。白亜紀前期の生態系が徐々に判明してきており、本年度中に始まる本格的な発掘調査に期待が高まっている。