阿南市沖の離島・伊島にある伊島小学校は、児童が吹き込んだCDシングル「とどいてほしい~伊島唄」が完売したことを受け、新たに200枚を作った。同市内の道の駅など4カ所で、2月末まで販売する。
制作費は島民の寄付金を充てた。かつての恩師らに贈る50枚を除く150枚を、1枚300円で販売する。
濱田忠彦校長(55)が11~14日、道の駅「公方の郷なかがわ」、精肉販売店「阿波牛の匠のべ」、洋菓子店「菓志道 高市」(いずれも那賀川町工地)、かもだ岬温泉保養センター(椿町船瀬)を訪れ、CDを売り場に置いた。児童がCDを紹介する新聞記事を切り抜いて作った広告も掲示した。
濱田校長は「伊島の良さを詰め込んだ歌を多くの人に聞いてほしい」と話している。
歌は、昨年2月に同校を訪れたタレント登天ポールさん(41)=神戸市=の発案で制作し、児童と伊島中生が歌詞を考えた。
島民らから好評だったため、同12月に録音。150枚を作って約70枚を島民に配った。今月1日に残る約80枚を同市内の量販店で児童が販売したところ、半時間で完売し、児童が再販を希望した。