昨年3月、徳島市北矢三町2のアパートが全焼し3人が死傷した火災で、焼死した男性=当時(38)=の母親が、アパートで火遊びをしていた男児の母親を相手取り、慰謝料など約4056万円の損害賠償を求める訴訟を徳島地裁に起こした。提訴は6月5日付。

 訴状によると、小学生の男児2人がマッチで火遊びをしていたところ、1階の階段近くの物が燃え、アパート全体に火が広がった。男児は当時8歳で責任能力がなく、親権者が損害賠償の責任を負うと指摘している。

 もう1人の男児は住所などを特定できなかったため、1人だけを提訴した。

 被告の代理人は「原告の主張は具体性を欠いている。請求棄却を求めて争う」とコメントした。

 火災は昨年3月15日午後4時ごろに発生。鉄骨2階建てのアパートが全焼し、住人の男性2人が焼死、女性1人が両手をやけどするなどの重傷を負った。