北島、松茂両町の住宅街で10日から11日にかけて、ニホンザルが相次いで目撃された。これまでにけが人はいない。両町は注意を呼び掛けている。
北島町によると、10日午後4時半ごろ、鳴門市大麻町との町境付近で住民が体長70~80センチほどのサル1匹を目撃。その後、近くの住宅街の屋根や塀を移動していたという。
11日午前11時ごろには北村、太郎八須地区で目撃された。松茂町の喜来小学校付近にも現れたという。同じサルかは不明。
北島町でサルの目撃情報は15年ほどなかった。松茂町でもここ数年はないという。
県立佐那河内いきものふれあいの里・ネイチャーセンターの市原眞一観察指導員は「大麻町付近で群れからはぐれたのでは。危害を加える恐れがあり、餌をやらないでほしい」と呼び掛けている。