徳島県は11日、子どもを中心に流行する手足口病の患者が増えているとして、県内全域に警報を発令した。1~7日の1週間に県内23の定点医療機関から報告された平均患者数が5・09人と、警報の発令基準(5人)を超えた。報告患者数は計117人で、前週より29人増えた。全県警報の発令は2018年7月以来1年ぶり。

 地域別の平均患者数は吉野川保健所(吉野川、阿波両市)と美波保健所(美波町、牟岐町、海陽町)の両管内が7・00人と最多。徳島保健所(徳島、鳴門、小松島3市と板野、勝浦、名西、名東の4郡)が5・54人、美馬保健所(美馬市、つるぎ町)2・50人と続いた。年齢別では4歳以下の乳幼児が9割を占めた。

 手足口病は夏風邪の一種で、手足や口に発疹が出る感染症。ほとんどは軽症で1週間程度で治るが、まれに髄膜炎や脳炎を併発し、重症化することがある。唾液や排せつ物を介して感染する。県感染症・疾病対策室は、手洗いの徹底やタオルの共用を避けるなどして感染を防ぐよう呼び掛けている。

 美波保健所管内に出ていた水ぼうそう(水痘)の警報は、解除基準(1人)を下回ったため解除された。