17年ぶりの増刷が決まった「文芸」秋号の表紙

 河出書房新社は12日までに、同社が5日発売した文芸誌「文芸」秋号の売れ行きが好調で、2002年冬号以来、17年ぶりの増刷が決まったと発表した。「韓国・フェミニズム・日本」と題した特集が会員制交流サイト(SNS)などで話題を呼び、書店で売り切れが続出しているという。

 特集ではベストセラー「82年生まれ、キム・ジヨン」のチョ・ナムジュさん、直木賞作家の西加奈子さんら、日韓の作家10人の短編を掲載。「世界文学のなかの隣人」と銘打ち、翻訳家の斎藤真理子さんと鴻巣友季子さんの対談も掲載している。

 編集部によると、初刷り8千部に3千部を上乗せする。増刷分は19日以降、全国の店頭に並ぶ予定。編集長の坂上陽子さんは「反響の大きさに驚いた。これまで文芸誌を手に取ってこなかった人が買ってくれているのでは」と話している。