「青春は愛と革命よ」と話す寂聴さん=京都市

 徳島市出身の作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(94)が19日、京都市の寂庵で法話の会を開いた。女性の生き方について「生きたいように生き、持って生まれた才能の種を育てて大輪の花を咲かせてほしい」と訴えた。

 約160人が参加した。代表作の一つ「美は乱調にあり」「諧調は偽りなり」が1月に文庫化されたことを受け、明治大正期に女性解放運動に身をささげた平塚らいてうや伊藤野枝ら登場人物を紹介。「かつて離婚した女性は『傷もの』などと呼ばれたが、今は時代が違う。面白かったと言える人生を送ってね」と呼び掛けた。

 宗教の在り方についても触れ「すべての宗教は新興宗教だったけれども、良いものは後世に残る。お金もうけしないのが本当の宗教じゃないかしら」と話した。