海部高校の駐車場に設けられた移動式投票所で1票を投じる生徒=海陽町大里

 21日投開票の参院選で、18歳有権者や投票所に行けない高齢者に対応するための移動式期日前投票所が12日、海陽町の海部高校と山間部の樫木屋地区に設けられた。若い有権者に投票を促す狙いで高校に設置されたのは県内で初めてで、生徒10人が1票を投じた。

 投票所は午後1~3時に海部高、午前9~11時に樫木屋集会所に設けられた。町選管の職員がワゴン車と軽トラックで投票箱や記載台、テントなどを運び、投票所を設営した。

 海部高では、生徒のほか教職員1人も投票した。3年の喜多琉星天さん(18)は「初めての選挙をサポートしてもらって良い機会になった。高校に投票所を設けることで政治に興味を持つ人が増えると思う」と話した。

 樫木屋地区は2013年の参院選から投票所が廃止され、その後は車で約20分かかる小川集落センターが投票所となっていた。

 この日は5人の有権者が投票を済ませた。夫と来ていた樫詰政子さん(85)は「夫が運転免許を返納して投票所まで行けないので、棄権するつもりだった。来てくれて良かった」と話した。