売り上げが好調なかねこみその甘酒

 みそ製造のかねこみそ(藍住町)が、甘酒の販売を伸ばしている。栄養価が高く、近年の発酵食品ブームや夏バテ予防の飲料としての市場の拡大などを追い風に、2018年度の売り上げは5年前の5~6倍に拡大した。今年は、料理専門家が考案したレシピを添えて売り出すなど販促を強化し、需要の取り込みを図る。

 かねこみそは、みそ製造で培ったこうじづくりの技術を生かし、1999年に甘酒を発売。現在、夏季限定の「冷やしあま酒」やショウガ入りなど4種類・計7商品を、四国を中心に全国のスーパーなどで販売している。

 米こうじからつくる同社の甘酒は無添加、無加糖で、アルコール分も含まないため子どもや酒が苦手な人でも飲める。特に近年は健康志向の高まりから発酵食品への注目が高まり、ブドウ糖とビタミン、アミノ酸を豊富に含む甘酒の市場が急速に拡大。冬季が主力シーズンだったが夏季の消費量が増え、「年中手に取ってもらえる商品になってきた」(同社)という。

 認知度の高まりを受けて販促活動を強化している。今年は「美と健康」をテーマに、甘酒をはじめ、みそなど発酵食品を食生活に取り入れる効果について県出身で元ミス・ユニバース日本代表の美馬寛子さんと、日本発酵フードラボ協会代表理事の山口さきさんの対談を企画。同社ホームページ(HP)で公開を始めた。

 山口さんには年間企画として、季節ごとに発酵食品を使ったレシピを開発してもらう。今夏は、甘酒と、御膳みそと鳴門鯛の魚醤を使った新商品「冷や汁の素」のレシピをHPで紹介している。

 同社は「みそやみそ加工品と併せ、多くの人に味わってもらえるよう販促を工夫し、健康志向のニーズに応えていきたい」としている。