水上スポーツ「ウェイクボード」の世界選手権が2018年夏、三好市池田町の吉野川・池田ダム湖で開かれることが21日、確実になった。アジアでは初めての開催で、第30回の記念大会となる。24日に県庁で関係者による締結式があり、正式決定する。

 世界選手権は毎年開かれ、三好市では8月30日~9月2日の4日間実施される。欧米やアジア、オーストラリア、カナダなどの約30カ国からプロ・アマチュア合わせて約200人が出場し、男女・年齢別に分かれて争う。

 締結式には世界協会のシャノン・スターリング会長、アジア協会の薄田克彦会長(世界協会副会長)、飯泉嘉門知事、黒川征一三好市長の4人が出席し、協定書にサインする。

 三好市役所でも記念セレモニーが予定されており、くす玉割りなどで世界選手権の開催決定を祝う。

 池田湖では16年9月に第1回アジア大会が開かれ、約100人が出場した。大会を視察したスターリング会長は、美しく穏やかな湖面を評価し「ここで世界大会を開きたいと思っている」と話していた。17年はアジアツアー大会が新設され、池田湖での第3戦開催が決まっている。

 ウェイクボードは、モーターボートに引っ張ってもらいながら水面を滑走し、ジャンプの高さや回転技の難易度、美しさを競う。世界選手権では関連競技のウェイクスケート、ウェイクサーフィンも実施する。