徳島県警少年女性安全対策課と阿南署は22日、県内のホテルで女子高校生に現金を渡し、みだらな行為をしたとして、阿南市水道部業務課課長補佐の松村淳容疑者(51)=同市宝田町梅の本=を児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで逮捕した。調べに対し「間違いない」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、2月上旬、県内のホテルで女子高生=当時(17)=に現金数万円を渡し、みだらな行為をしたとしている。

 阿南署によると、女子高生は、インターネットの短文投稿サイトに援助交際の相手を求める書き込みをしており、これを見た松村容疑者が犯行数日前に援助交際を申し込んだ。2人は県内のコンビニで待ち合わせ、松村容疑者の車でホテルに向かった。

 2月上旬、少年女性安全対策課がインターネットで有害な書き込みがないかを調べていたところ、女子高生の書き込みを発見。女子高生に事情を聴いたところ、松村容疑者の犯行が浮上した。

 阿南市によると、松村容疑者は1992年4月に入庁。福祉課、環境保全課、生涯学習課などを経て2016年4月に水道部業務課に異動した。

 岩浅嘉仁市長は「市職員への不信感や失望感を招く事態となり、市民へ深くおわびを申し上げる。今後の捜査の進展状況を踏まえ厳正に対処し、信頼回復に努める」とのコメントを出した。