徳島県阿南市役所で2018年度、職員1人の時間外勤務が年間1293時間に上るケースがあったことが18日、市役所で開かれた市行財政改革懇話会で明らかになった。月平均では100時間を超え、「過労死ライン」とされる月80時間を大幅に上回っている。

 市人事課によると、時間外勤務が最も多かったのは保健福祉部の職員。ピークの今年3月には月128時間の残業があった。「国の制度改正に伴い業務量が膨らんだ」のを理由としたものの、具体的な部署名や仕事内容は明らかにしていない。

 職員全体(781人)の18年度の時間外勤務は1人当たり177・6時間で、15年度(173・6時間)に比べ2・3%増となった。市の行財政改革実施計画(17~21年度)では、15年度比2%減を掲げている。

 人事課は「職員の適正配置に努めるなど、是正を進めたい」としている。

 懇話会に出席した連合徳島南部地域協議会の松本佳彦議長は「1293時間もの残業は非常に多く、健康面が心配だ。働き方改革を進め、是正してもらいたい」と語った。