今回の参院選で、気になる数字を三つ。まず46・98%。前回、3年前の参院選、徳島県の投票率である。全国では46位。これを下回れば、徳島県の参院選投票率としては過去最低となる

 次に45・52%。前回、都道府県別で47位となった高知県の投票率だ。これにすら届かなければ、今回、全国最下位の汚名を引き受けることにもなりかねない

 三つ目は35・94%。1995年、栃木選挙区の数字である。割り込めば最悪だ。「これまでの参院選で、最も投票率が低かった都道府県はどこ?」「徳島だよ」。そんな事態になる

 合区で候補者になじみが薄いから、選挙が低調になるんだ|。こんな意見がある。一因ではあろう。しかし、投票率が低い理由を言い尽くしたことにはならない。そもそも前回の候補者は、徳島の関係者ばかりだった。同じ合区でも島根・鳥取は、徳島・高知のように、底辺に沈むことはなかった

 低投票率が続くようでは、合区解消を、と声高に叫んでも聞く耳を持つ人が現れるだろうか。ニーズなきところにサプライ(供給)なし、である

 4月の徳島県知事選では10代(18、19歳)の投票率が30%を切った。親の背中を見て子は育つとはよくぞ言ったもの。読者に叱られるのを承知で、あえて記せば、今回の参院選で、もう一つ問われているのは、「民度」である。