徳島県は24日、接客マナーなどに優れたタクシー運転手を認証する「県おもてなしタクシー認定制度」の導入を前に、関係者による協議会を徳島市の県職員会館で開き、認定方法などを決めた。4月1日に制度をスタートさせる。

 制度は観光客のリピーター増加につなげるため、観光知識が豊富で接客マナーに優れたタクシー運転手を認定する。3月5、6日に徳島の観光や接客マナーなどに関する研修、12日に認定試験をそれぞれ行う。

 合格者には県のマスコットキャラクター・すだちくんが描かれた認定ステッカー(15センチ四方)=写真=を2枚交付し、車両に掲示してもらう。期間は認定日から3年後の年度末まで。現在県内のタクシードライバー30人以上が研修に参加する予定。

 制度運営を担う「県おもてなしタクシー協議会」は県タクシー協会、県個人タクシー協会、県観光協会など11団体で構成。移動中も徳島を満喫してもらえる環境を整えるため、来年度以降も募集を続ける。