県が条例で定める「とくしま藍の日」の24日、上板町泉谷の藍染体験施設「技の館」で記念フォーラム(県主催)があり、県内外の藍染関係者約200人が参加した。
香港貿易発展局のサイラス・チュー日本首席代表が、香港を足掛かりにした海外進出について講演。「関税や消費税のない香港には東南アジアや中国本土の旅行客、事業者も多く、さらなる商機がつかめる」と語った。
香港人の日本への高い関心にも触れ、「歴史の長い阿波藍は芸術を好む香港の需要に合致している。消費者は商品だけでなく、文化的な体験を求めている」と説明した。
藍染のファッションショーもあり、日本航空や小松島西高校などの8人が藍染の制服や着物を着て登場。阿波藍のPR方法について来場者が意見を出し合う場や藍染製品の展示もあった。