鍵を投げ入れる鳴門うずしお大使の西川さん(左端)と松木さん(左から2人目)ら=鳴門海峡

鍵を投げ入れる鳴門うずしお大使の西川さん(左端)と松木さん(左から2人目)ら=鳴門海峡

 鳴門海峡で25日、春の観光シーズンの始まりを告げる「渦開き」のセレモニーがあり、観潮船の盛況と海の安全を祈願した。

 午前11時ごろ、観光客ら約140人を乗せた観潮船が、同市鳴門町土佐泊浦の亀浦観光港を出発。大鳴門橋下の渦潮を間近に見られるスポットに到着すると、鳴門うずしお大使の松木里奈さん(22)と西川奈那子さん(20)、クイーン淡路の2人が、渦の扉を開くという意味を込めた「黄金の鍵」(長さ1・8メートル)を海に投げ入れた。

 観光客は、大きな渦を見て歓声を上げたり、記念写真を撮ったりしていた。大阪府貝塚市から両親と訪れた加道蓮君(10)=貝塚南小学校4年=は「初めて見たが、迫力がすごい。大きな渦を見られて良かった」と話した。