炭火でじっくりと焼き上げられるウナギ=27日午前、徳島市のうな久

 土用の丑(うし)の日の27日、徳島県内のウナギ料理店には焼きたてのかば焼きがずらりと並んだ。稚魚の不漁で高値が続いているものの、朝から大勢の客が買い求めた。

 徳島市北田宮2の「うな久」では、県産ウナギを普段より5~6倍多い300匹仕入れ、午前6時から仕込みを開始。串に刺したウナギにしょうゆベースのたれをかけて炭火でじっくりとあぶると、食欲をそそる香ばしい匂いが広がった。

 稚魚の記録的な不漁でウナギの価格は昨年から高騰。同店では、かば焼きは約2割値上げし、3800円になった。消費者には高根の花になっているとはいえ、注文の電話がひっきりなしに鳴っていた。

 かば焼き5人前を買った同市内の女性(66)は「家族みんなが毎年楽しみにしている。高いのは気になるけど仕方ない」と話した。