ご神体を載せて海上を走る漁船=牟岐町沖

 牟岐町中心部や大島で28日、豊漁や子授かり、海の安全を祈願する恒例の「姫神祭」(町観光協会主催)があり、大勢の観光客らでにぎわった。

 同町川長の八幡神社で神事が執り行われた後、住民有志が男性器をかたどったご神体(高さ3メートル、直径1・5メートル)を引いて約3キロを練り歩いた。

 目玉の海上パレードは、ご神体を載せた漁船が大島を目指して出発。観光客ら約70人が乗り込んだ漁船12隻と共に大漁旗をたなびかせながら航行した。島に到着した後は、入り江にある巨大な岩(高さ約6メートル)から白装束姿の男性が海に飛び込み気勢を上げた。

 かき氷や焼きそばなどの屋台も出店し、夜には700発の花火が打ち上げられた。初めて祭りを見た古市正春さん(69)=香川県=は「人間の根源を感じる祭り。湾は澄み切っていて神聖的だった」と話した。