ドローンを使った測量を行うつるぎ高建築クラブの生徒ら=石井町石井の石井廃寺

 県指定史跡・石井廃寺(石井町石井)の再現を通して建築技術や特徴を学んでいるつるぎ町のつるぎ高校建築クラブの生徒7人が29日、建設コンサルタント会社の協力の下、現地で初めて小型無人機ドローンを使った測量を行った。伽藍の配置などを記した製作中の推定図や再現CGの精度を高める。

 昭和コンサルタント(徳島市)がドローン1台を上空50メートルと100メートルに上げ、一帯1ヘクタールで計約700枚の写真を撮影。生徒は撮影に必要な対空標識の設置を手伝った後、ドローンの操縦を体験した。

 石井廃寺は、約1300年前の白鳳時代から奈良時代初期に創建された。県教委の約60年前の調査では、東西55メートル、南北38メートルの広さで、東西に塔と金堂が並立する「法起寺式伽藍配置」の中規模寺院と推定されている。

 クラブは2016年から現地調査を行い、推定図や現地の写真に建物のCGを合成した再現画像などを作製している。今回の調査で得た塔と金堂の礎石の位置や地面の高低差などが分かる解析データを活用し、来年3月をめどに推定図と再現CGを完成させる。

 2年の徳善太陽さん(16)は「詳しいデータを基に再現に向けて頑張りたい」と話した。