ターンテーブルの店内=2018年4月、東京都渋谷区

 徳島県が2018年2月に東京都渋谷区に開設した情報発信・交流拠点「ターンテーブル」の18年度の赤字が当初見込みの100万円を大幅に上回る3796万円に膨らんだことについて、飯泉嘉門知事は29日の定例会見で、飲食部門が誤算との認識を示し、運営事業者だけでなく、県としてもPRに努める姿勢を強調した。

 知事は、赤字は運営事業者が負担すると前置きし、不振の飲食部門については「1年目で、徳島の食材へのこだわりや接客人数の確保などの面でサービスをし過ぎ、やむを得なかったかもしれない」と釈明した。

 改善に向けては、運営事業者の経営体制に見直しがあったと説明。首都圏や県内で複数の飲食店を経営し、全国で100件近くの飲食店をプロデュースした実績のある森計介氏(43)=横浜市、小松島市出身=が、7月1日から運営事業者の代表取締役に就いたと明らかにした。前任の渡辺徹氏(55)は執行役員となった。森氏がメニューや価格帯、店内のレイアウトについて全面的な見直しに着手していると報告した。

 今後の売り上げ目標の達成については、「あまり採算が合わなければ事業者が撤退してしまうこともあり得る。(目標を達成)していかなければならない。まずは事業者にしっかりと考えていただく」とした上で、「勝手に任せるのではなく、県は広報拠点としていろいろな媒体を使ってPRしていく」と語った。