徳島県南部の牟岐町上空を飛ぶ米軍機と見られる航空機=2019年4月、住民撮影

 徳島県南部で米軍機とみられる機体の低空飛行が相次いでいるのを受け、那賀町の坂口博文町長は近く、騒音測定器を設置するよう県に求める。同町木頭北川で目撃回数が多く、住民や地元町議が要望していた。

 県は2013年に牟岐、海陽両町役場の庁舎屋上に測定器を設置し、3秒以上続く70デシベル以上の騒音を記録。低空飛行とみられる騒音を測定すると中国四国防衛局と外務省にデータを送り、米軍機かどうかの確認や、低空飛行の中止を米軍に要請するよう求めている。

 県によると、県南で米軍機とみられるジェット機やオスプレイの低空飛行が確認されたのは、今年7月25日時点で計17日間。昨年1年分に匹敵しており、米軍再編に伴う岩国基地(山口県)への空母艦載機移転が影響しているとの指摘がある。

 木頭北川のパート従業員玄番昇平さん(30)は「騒音のデータがあれば米軍に抗議しやすくなる」。坂口町長は「詳細に実態を把握するため、設置をお願いしたい」と話している。