「バッドウオーター135」で走る石川さん=米カリフォルニア州(石川さん提供)

「バッドウオーター135」で優勝した石川さん㊨=米・カリフォルニア州(石川さん提供)

優勝を報告するため徳島県庁を訪れた石川さん(左)=2日

 7月15~17日に米カリフォルニア州で行われた世界的ウルトラマラソンの一つ「バッドウオーター135」(約217キロ)で、鳴門市大麻町高畑の会社員石川佳彦さん(31)が、大会新記録で優勝を果たした。日本人で2人目。石川さんは「ずっとこのレースを目指してきた。いろいろな人の支えを力に走り切れて安堵している」と喜んでいる。

 バッドウオーターは、24時間走世界選手権と、約246キロを走るギリシャのスパルタスロンに並ぶウルトラマラソン3大大会の一つとされる。石川さんは2017年に24時間走、18年にスパルタスロンで優勝しており、日本人男性で初めて三冠を達成した。

 バッドウオーターは、砂漠地帯のデスバレー国立公園をスタートし、最高気温が50度を超える中で標高1500メートル級の山脈を三つ越えるなど過酷なレース。初出場の石川さんは氷水を足に掛け続けるなど暑さをしのぎながら、大会記録を20分以上も更新する21時間33分1秒で完走した。

 ゴール直後、レースのサポートを担っていた婚約者にプロポーズし、その姿が米紙ワシントンポストに取り上げられた。

 2日、県庁に飯泉嘉門知事を表敬訪問し、優勝を報告。石川さんは「次の目標は10月にフランスである(2年に1度の)24時間走世界選手権。連覇を目指せるのは、自分だけなので頑張りたい」と抱負を語った。