【上】最後の校歌を歌う卒業生=三好市の辻高校【下】最後の三好高生として退場する卒業生=三好市の同校

 4月に池田高校と統合される辻、三好両高校(三好市)で1日、卒業式があり、最後の卒業生が地域住民に長年親しまれてきた校名や制服への誇りをかみしめながら、恩師や後輩の祝福を受けて学びやを後にした。

 辻高では午前10時から式が行われた。生徒や教職員、保護者ら約350人が見守る中、卒業生97人の名前が一人ずつ読み上げられ、吉井美香さん(18)が桑原浩二校長から卒業証書を受け取った。

 桑原校長が「辻高で学んだあいさつと礼儀正しさを大切にし、感謝の心を忘れず誰に対しても優しい人になってほしい」と激励。卒業生代表の中山大知さん(18)は「慣れ親しんだ校歌が歌われなくなるのは大事なものをなくすような気持ちだが、私たちの胸の中ではいつまでも響き続ける。最後の卒業生として社会に貢献できる人材になることを誓う」と決意を述べた。

 三好高では午前10時から式が始まり、卒業する46人の名前が読み上げられた後、食農科学科の杉山鈴香さん(18)、環境資源科の皆本晃成さん(18)、情報ビジネス科の平井おおらさん(18)の3人が井上裕明校長から卒業証書を受け取った。

 井上校長は「仲間や地域の方々と協力しながら、支え合える社会人になってほしい」と言葉を贈った。

 卒業生を代表して梶元達輝さん(18)が「三好高のイメージカラーである緑の制服を着て、校歌を歌って卒業できることを本当に誇りに思う。ここで学んだことを胸に刻み、前へ前へと進んでいく」と決意を述べた。

 この日は他に池田高など公立高校31校で卒業式があった。今後も分校や小中学校、特別支援学校で卒業式が順次行われる。