乾燥するために天日干しされた茶葉=那賀町朴野

 那賀町特産の相生晩茶作りが最盛期を迎えている。相生地区の生産者宅では、軒先に隙間なく茶葉が広げられている。今年は梅雨明けが例年より遅かったため、作業開始も10日ほど遅いという。

 同町朴野の農業西浦輝昭さん(78)方では午前5時半から作業が始まり、7月上旬に摘んで10日ほど発酵させた茶葉をむしろの上に広げ、天日干ししている。8月上旬まで続けられる。

 出来上がった茶葉は町内の農産物直売所あいおいなどで販売される。1キロ6千~7千円程度となる見込み。

 町教委によると、町内の生産者は33戸(2017年度)。相生晩茶を含む「四国山地の発酵茶の製造技術」は国の文化審議会が昨年1月、記録を残すべき無形民俗文化財として選定するよう答申している。