阿波市土成町吉田の故三木武夫元首相の実家跡地に建立される記念碑のデザインに生かそうと、制作に携わる阿南高専の学生が3日、地域の聞き取り調査を行った。
5年生4人が実家跡地隣の生家別邸で、元首相と親交のあった記念碑制作委員会会長の西川政善徳島文理大大学院教授(77)=小松島市横須町=や近隣住民ら7人に「元首相にどんなイメージを抱いているか」などと質問し、話をメモにまとめた。
聞き取りは4日も行う。学生は話を参考にして8月下旬までにデザインを考え、委員会が選考する。
野口佑大さん(19)は「地元の人から尊敬されていることがよく伝わってきた。後世に功績を伝えられるような記念碑をつくりたい」と話した。