美人画の着物の模様や帯について解説する内山さん=徳島市の県立近代美術館

 徳島市の県立近代美術館で開催中の特別展「美人画の雪月花―四季とくらし」の出展作品に描かれた着物を題材にしたトークイベントが4日、同所であり、約120人が訪れた。

 全日本きものコンサルタント協会正会員で装道礼法内山きもの学院主宰の内山琴子さん(65)が、美人画105点の中から約20点の着物を紹介。上村松園「桜狩の図」や鏑木清方「夏姿」などを挙げ、「五つ紋をあしらった着物は、江戸時代には格の高い訪問着だった」「平安時代は着物の色合わせで教養や知性を表した」と時代背景などを解説した。

 上村松園の作品が印象的だったという竹内菊世さん(85)=徳島市通町2=は「着物から時代や身分が分かるのが面白かった。柄や帯の結び方を細部まで再現していて素晴らしい」と話した。

 特別展は9月1日まで。