2年連続13度目となる夏の甲子園に挑む鳴門の選手たち=甲子園球場

 令和最初の第101回全国高校野球選手権大会が6日、甲子園球場で開幕する。徳島県からは昨年に続き、鳴門が13度目の夏舞台に挑む。初戦は大会第4日の第1試合(9日午前8時開始予定)で、花巻東(岩手)と1回戦を戦う。

 徳島大会は強豪校が集まる最激戦ゾーンをノーシードから勝ち上がり、5試合中2試合が逆転勝ちだった。特に準決勝では中盤に一度逆転し、終盤に追い付かれてから粘りを見せ、大会唯一の延長戦で十回サヨナラ勝ちを収めた。

 チーム打率2割8分9厘は決して高くはない。だが、犠打20が示すように走者を確実に次の塁に送り、ここ一番での一打やスクイズなど手堅い野球で得点を重ねた。

 投手陣は左腕西野が5試合44イニングを1人で投げ抜いた。最速139キロの直球とスライダーがさえ、防御率は0・61、奪三振は48に上る。準決勝で153球、連戦となった決勝でも160球を投げて完投勝利。スタミナ面の問題はない。力のある右腕竹内らリリーフ陣も聖地での登板に備える。

 まず目指すのは、昨年逆転負けで果たせなかった初戦突破。ナインは徳島大会の激戦を制して得た自信を胸に、伸び伸びとプレーする。

 
 

 鳴門高校 1909年、撫養中学校として開校し、48年に鳴門高校となる。硬式野球部は撫養中時代の11年に創部。今夏を含め夏は13度、春は8度の甲子園出場を果たし、50年夏に準優勝、51年春は優勝、52年春も準優勝した。春夏通算27勝19敗。校訓は「誠実・勤勉・質実・剛健」で、生徒数は917人(男子390人、女子527人)。2018年度末時点の卒業生は3万868人。ヤクルトなどで活躍した秦真司さん(現巨人ファームバッテリー兼打撃コーチ)やパ・リーグソフトバンクの板東湧梧投手ら多くのプロ野球選手のほか、体操の畠田好章さんや陸上の弘山晴美さんら五輪代表選手を輩出している。

 鳴門高校歌
 作詞 佐藤安一  
 作曲 不詳    
  
 渦巻く黒潮 天地に轟き
 岩をも砕く 不断の力
 秘めて渚を 寄せ返す
 波に希望の 光をうけて
 豊栄のぼる 朝日影
 我が高校の 健児に輝く
 輝くや我らが 鳴門の健児