徳島県教委が黒塗りで開示した臨時会の議事録(右端)など

 徳島県教委は、公立普通科高校の学区制見直し方針に教育委員が合意した臨時会(6月21日)の議事録を黒塗りで開示したことを巡り、議論の概要を公表する方向で検討を始めた。教育委員から公表を求める声が上がったため。方法や時期は決まっていない。

 県教委によると、公表の対象としているのは、臨時会のほか、学区制を協議事項に取り上げた6月10日の定例会の内容。議事録の全文ではなく、事務局がまとめた概要文での公表になる見通し。

 いずれの会議の議事録も、徳島新聞の情報公開請求に「県民の誤解や臆測を招き、不当に混乱を生じさせる恐れがある」として、発言者名と発言内容を黒塗りで開示した。

 これに対し、教育委員の中から「学区制は県民の関心が高いので、議論の中身を丁寧に知らせた方がいい」との意見が出たという。

 教育創生課の永戸彰人課長は「黒塗りでの開示が正当な判断だったとの認識に変わりはない。しかし、学区制を巡る議論の概要を県民に説明する必要があると判断した」としている。