旺季志ずかさん

「天の河伝説」の一場面

 阿南市出身の脚本家旺季志ずかさんが演出も手掛けたミュージカル「天の河伝説」が大好評だった。神秘的な古事記の名シーンを盛り込んだラブファンタジー物語。7月の東京・銀座公演では8回の舞台とも満員で、計2400人の観客を感動させた。旺季さんは「泣いて笑って、見た後に何かが変わったような体験をしてもらえたのではないか」と満足げだ。

 長崎県壱岐が舞台。古事記を上演する演劇団メンバーの夢や恋を背景に、2人のヒロインが「本当の自分」を取り戻し、魂の目覚めを体験するというストーリー。観客からは「悩んでいたことが、どうでもよくなった」「勇気を出してやりたいことに踏み出そうと思った」などの前向きな感想が寄せられた。

 「この物語は、日本人が忘れてしまった大和の精神性をよみがえらせる一端を担うと自負している。全ての人には可能性があることを伝えたかった」と話し、共感が得られたことを確信している。

 「天の河伝説」は2017年に東京・池袋で初演。18年は古事記ゆかりの壱岐で上演があり、今回が3度目だった。

 旺季さんはアイドルグループ「吉本坂46」の一員としても活躍しており、握手会やライブなどに大忙しの日々だ。現在は小説を執筆中で「どろどろの人間ドラマをテーマに年末までに発行したい」と多彩な分野での活躍を誓った。