開幕試合を観戦

 

 全国高校野球選手権が開幕した6日、開会式で鳴門の選手たちは大きく手を振り、力強く入場行進した。49代表校中39番目に登場した18人は、徳島大会の優勝旗を持つ塩唐松主将を先頭に、宮崎中堅手の掛け声に合わせて歩を進めた。塩唐松主将は「徳島県30チームの代表として、堂々と行進できた」と胸を張った。

 初の聖地に臨む藤中三塁手は「テレビで見ていた世界に、こうして自分が立てていることが夢のよう。本当にうれしい」と、9日の花巻東(岩手)戦に向け気持ちを高ぶらせていた。

 開会式のああと、選手らは甲子園の雰囲気に慣れるため、開幕戦を外野スタンドで観戦。八戸学院光星の下山三塁手の満塁弾を目の当たりにし、感嘆の声を上げていた。

  積極打撃で打ち崩す ホームは踏ませない

 鳴門18選手の意気込み

 開会式での行進を終えた鳴門の選手たちは、改めて甲子園の素晴らしさをかみしめた様子。表情を引き締め、9日の花巻東戦への意気込みを語った。

 主将・塩唐松宏将一塁手 昨年の敗退から1年間やってきたことの集大成となる大会。積極打撃で相手投手陣を打ち崩す。
 西野知輝投手 この舞台に帰ってこられたとの思いが強い。徳島大会同様、粘り強い投球でホームは踏ませない。
 原田力輝捕手 いよいよ開幕し、試合も近づいてきて気持ちが高ぶってきた。考えた配球で打ち取り、失点を抑える。
 車谷幹太二塁手 甲子園はいつ来ても本当にいい場所。元気よくプレーし、攻撃では犠打や四球出塁でチームに貢献する。
 藤中壮太三塁手 甲子園に来た実感が湧いた。球場の声援を力に変え、チーム一丸で戦う。走攻守全てで活躍したい。
 田口史樹遊撃手 開会式を終え、いよいよ決戦が近づいたという思い。好球を逃さず、積極的に初球から振っていく。
 矢竹敏征左翼手 持ち味の肩の強さと正確なスローイングで本塁突入を阻止する。100パーセントの力を出して立ち向かう。
 宮崎龍司中堅手 普段練習している全てをぶつける。打撃では力強く広角に打って、大舞台で粘り強さを見せつける。
 浦和博右翼手 4番としての自分の一打でベンチもスタンドも盛り上げたい。試合では最後まで笑顔で楽しむことを心掛ける。
 竹内勇輝投手 素晴らしい舞台で早くプレーしたい気持ちになってきた。直球中心に力強く投げ、打者を打ち取る。
 赤尾爽輝外野手 初めての甲子園。こんな経験は人生でもそう多くはできない。三塁コーチとして的確な判断をする。
 岸本拓也内野手 観衆が多く、行進は緊張した。少しでもレギュラーの力になれるよう、ベンチから全力でサポートする。
 納田源一郎外野手 甲子園に来た実感を強くした。いつでも出場できるよう意識を高く持ち、調整練習に取り組む。
 大塚海斗内野手 憧れの場所に来られて感無量。一戦一戦集中し、出場機会があれば確実にアウトを取る守りをする。
 松永陸也捕手 球場の雰囲気を味わい、気持ちが高ぶってきた。自分もしっかり準備し、投手のサポートも確実にする。
 鈴木彩人捕手 大勢の観客の前での行進は、とてもわくわくした。ブルペンで投手陣の調子を上げ、マウンドに送り出す。
 太田尋生外野手 行進中は大観衆の中で何か不思議な感じがした。一塁コーチとして、笑顔と声掛けで選手をリラックスさせる。
 松崎立聖内野手 いよいよ始まるという気持ち。どんな状況でも笑顔を忘れず、いつでも出場できる準備をしておく。

 

 「初戦待ち遠しい」 保護者、スタンドから声援 開会式

行進する鳴門高の選手に拍手を送る藤中さん(左)と田口さん=甲子園球場

 6日開幕した全国高校野球選手権の開会式。徳島県代表の鳴門高校の選手は、堂々とした足取りで甲子園の土を踏みしめた。スタンドから見守った保護者らは活躍を期待し、大きな拍手を送った。

 開会式の入場行進で、鳴門高は39番目に登場。徳島大会の優勝旗を持つ塩唐松宏将主将を先頭に、18人がグラウンドを1周した。

 2年の藤中壮太選手は、昨夏の徳島大会開幕直前の練習試合で右足首を負傷し、甲子園のグラウンドに立てなかった。今大会に懸ける意気込みは人一倍で、父貴弘さん(42)=鳴門市大津町吉永、会社員=は「やってくれると信じている」。母千晶さん(40)=事務員=も「チームの雰囲気がいいので初戦が待ち遠しい」と話した。

 2年の田口史樹選手の母恵子さん(48)=北島町江尻、会社員=は「最高の舞台で試合ができるナインは幸せだと思う」と感激していた。3年の西野知輝投手の父泰三さん(41)=鳴門市大麻町大谷、会社員=は「節目の大会に連れてきてもらえ、感謝している。一戦必勝で頑張ってほしい」とエールを送った。