小松島市を代表するラーメン店で十数年前に惜しまれつつ閉店した「洞月」の味を再現した店舗「小松島中華」が、徳島市大原町のマリンパレット徳島に5日オープンした。小松島市の建設会社中山建設が地域活性化の一環で元店主から製法を学んで復活させた。9月5日までの期間限定営業。

写真を拡大 小松島中華(左)は小550円、大650円。小松島中華肉入は小750円、大850円

 洞月のファンだった中山直治社長が元店主夫妻から直接、製法の指導を受けた。「小松島中華」の特徴でもある口の中に甘みが広がる白いスープ。当時と同じ製麺所で作った太麺のほか、豚もも肉を使ってあっさりとした味に仕上げたチャーシュー、ピンクの縁取りのカマボコといった具材まで忠実に再現している。

写真を拡大 大きなガラス窓で開放的な店内。

 1日150杯の限定販売で、オープン初日からかつてのファンが大挙して詰め掛け、連日完売するほどの人気となっている。食べた人からは「懐かしい洞月の味が久々に食べられてうれしい」「当時の味がよく再現されている」と復活を喜ぶ声が寄せられている。

写真を拡大 ガラス窓は海に面しており、南は小松島市内や小松島湾、北は徳島市内まで一望できる

 中山建設が55周年を迎えるのを機に、地域雇用創出や地元の味の継承を通じて小松島市に恩返しをしようと始めた「街づくりプロジェクト」の一環。中山社長は「将来的には港町の再生を願い、小松島港近くで本格オープンさせる予定。懐かしい味を楽しんでほしい」と話している。